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理事長挨拶

公益社団法人日本臨床細胞学会 理事長 佐藤之俊

(北里大学医学部呼吸器外科学)

 

この度、公益社団法人日本臨床細胞学会理事長を拝命いたしました佐藤之俊(さとうゆきとし)です。就任に際し、皆さまに一言ご挨拶申し上げます。

私は、1986年に本学会に入会し細胞診の道に入りました。そして、癌研細胞診断部の皆様を中心にご指導をいただき、1991年から細胞診指導医(現専門医)として、診療と研究に励んでまいりました。この学会にお世話になってから早30年以上の年月が経過しましたが、この間多くの先輩、同輩そして後輩の皆様のお世話になり、各種委員会活動を含めて、広く細胞診や学会運営を学んできました。これからは、私が培ってきたものを基礎に本学会の発展のために尽力する所存であります。

本学会は2013年に念願の公益社団法人化を実現し、公共の利益を担う立場と位置づけられました。これはまさに、細胞診を通じてわが国および国際的に医療・医学に貢献する活動を目指す日本臨床細胞学会にとっては新たな時代の幕開けだったと考えております。そして、この法人化をスタ-ト地点として名実ともに相応しい学術団体へと発展を遂げつつ、かつそれを維持して社会に貢献していく必要があります。前理事長の青木大輔先生が公益法人化した本学会の礎をゆるぎない形として築かれました。後任として理事長を拝命した私に課された使命は、本学会を引き続き躍進させるために、明確な将来像を示し、それを実現していくことだと考えます。そのために、まずは次のことを目指す所存であります。

  1. 医療の現場を支えます
  2. 細胞検査士と細胞診専門医という両輪からなる「細胞診」が我が国におけるがん検診や多くの細胞診断に貢献しています。とくに、細胞診はヒトの体から細胞をとる際に低侵襲性であるという長所があり、顕微鏡を用いた細胞診断に加え、病気に重要な細胞における分子の発現や遺伝子異常を調べる診断や、ゲノム情報による診断も取り入れられています。このように、個々の患者さんに最も適した医療を細胞診の立場から提供できるようさらに努力していきます。
  3. 積極的な研究活動の支援を行います

細胞診が単なる医療ツールでなく科学の一分野であるという観点からも、本学会が発する情報や活動については厳密性が求められます。そのためにも、本学会および学会員から発信する情報や実施している活動の透明性ならびに健全性を堅持していきます。公益社団法人化により学会主導で臨床研究ができる体制を得ました。このような社会的、学究的研究や調査の活動は本学会の将来の基礎となり財産となりますので、倫理面を含め大いに支援していきたいと考えます。

  1. 細胞診に関する情報を発信します
  2. 日常の細胞診業務における情報を解釈し発信すること、研究成果を発信すること、それに加え、研究や細胞診における国際的な協力体制を推進すること、を常に検討し実践していきます。この情報発信のツールとして重要なのが、学会の機関誌である「日本臨床細胞学会雑誌」です。この学会雑誌は、電子化され利便性が増した半面、自ら能動的に情報を収集しなければなりません。学術的な成果をより広く発信するため、学会雑誌の内容とあり方を見直し、診療、研究、教育面での支援を強化していきます。

医療をめぐる環境は急速に変化しており、将来展望を描くのがより難しくなっています。こうした時代であっても、日本臨床細胞学会が細胞診を通じて人々の健康維持に貢献し、医学・科学を追及する集団として期待され、発展し続けていくために、一歩そして一歩と、皆様と共に進みたいと考えます。本学会会員そして関連する皆様の益々のご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。

▼歴代理事長一覧はこちらから

第61回日本臨床細胞学会総会春期大会

2020年 6月5日(金)~6月7日(日) パシフィコ横浜

第58回日本臨床細胞学会秋期大会

2019年 11月16日~11月17日 ホテルグランヴィア岡山

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