掲載にあたって
日本臨床細胞学会は法人化,医学会加盟と発展を続け,会員数も1万を超す大きな学会になってきました。
さかのぼれば50年前の1956年に増淵一正先生は, Wied博士らに国際細胞学会の設立に協力を要請され,以来,わが国での細胞学会の発足に努力されました。1961年には婦人科細胞学談話会が発足し,東京細胞診研究会と合同で開催された学術集会が後に第1回日本臨床細胞学会総会とされました。1962年に会則が制定され,癌研究会附属病院婦人科内に事務局が設置されました。その癌研究会は昨年3月に移転し,この有明の地で癌研有明病院として新しく再出発いたしました。この時期に「有明」の地で第45回日本臨床細胞学会秋期大会をお世話させていただくことになりました。
そこで,この50年間の日本臨床細胞学会の発展の歴史を振り返って,臨床細胞学を見直したいと,特別企画として当展示を行いました。この展示が本学会の今後のますますの発展の糧になればと思います。
第45回日本臨床細胞学会秋期大会会長、宝来 威
総会(1962-1970, 1971-1980, 1981-1990,1991-2000, 2001-2006)
秋期大会(1962-1970, 1971-1980, 1981-1990,1991-2000, 2001-2006)