日本臨床細胞学会からの提言:COVID-19 感染症の患者における細胞診検査(主として ROSE)の適応に関する件
2020年4月13日
- 原則として、COVID-19 感染症に罹患していること自体がROSE の実施を妨げるものではないが、医学的見地からのメリットがデメリットを上回り、かつ十分な防護体制がとれる状況下でのみ実施して良いと考える。
- 検査実施にあたり、防護服などの装備に十分な余裕があること、検査を至急実施する必要がある場合を原則とする。
- 緊急事態宣言が発令されている自治体では 人の動きを制限する意味からも不急の症例は実施を見合わせることを検討すべきである。
関連資料
・国立感染症研究所 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報ページ (HP)
・日本臨床微生物学会 (HP)
・関連論文 「The COVID-19 pandemic: Implications for the cytology laboratory」 (PDF)
https://acsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/cncy.22280(on line)